球磨村は日本全国の市町村を含めた一人あたりの平均所得が2013年〜2017年の5年間、連続して最下位となっています。(*1)
NHKで人気の大河ドラマ「天地人」の題字等も手掛けた熊本市出身の書道家の武田双雲先生は、球磨村からの一通の
手紙で「球磨村は日本一所得が低い村」であることを知り心を大きく動かされました。
武田先生は「球磨川の流れとこれから村が羽ばたいていくイメージ」を表現し
村の地名である「一勝地」の書を贈呈しました。
この書を印刷した包装紙や記念品の制作を進め、所得は低くても、人・自然、様々な魅力の詰まった球磨村をもっともっとアピールして、さらなる発展を目指しています。 (*1)総務省発表の統計資料をもとに集計
書の贈呈式に参加する村長と武田双雲先生 職員と記念写真をとる武田双雲先生
熊本県の南部に位置する球磨村は面積の約9割が山林で覆われた自然豊かな村です。
日本三大急流の一つ「球磨川」が東西に貫流しており、主な産業は農業と林業。
急斜面を利用した美しい棚田も魅力的です。
とても大きな洞口をもつ「神瀬石灰洞窟」は日本最大です。
間近で見るとその圧倒的な迫力に大地の神秘を感じられることでしょう。
また球磨村には総延長4,800mにも及ぶ九州最大の鍾乳洞「球泉洞」が存在します。
およそ3億年に海底にあった地形が隆起してできたと考えられています。
洞窟内は年間を通して16度ほどに保たれ、独自の生態系が育まれています。
球泉洞の奥には希望者が購入した球磨焼酎を保管する場所をご用意しています。
最短3年、最長20年間鍾乳洞内で保存しておくことができ、「球磨焼酎スピリアル」として親しまれています。
日本三大急流の一つである「球磨川」の急流を利用した球磨川下りやラフテイングが近年人気を伸ばしています。
ラフティング後は温泉やおいしい食事が待っています。